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入学案内

OB・OGのメッセージ

研究・音楽・語学が繋がった瞬間
image-ogura小倉渓さん
2011年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士前期課程)
現職:日本放送協会
大学3年の時、当時専攻していた物理学と、20年以上専門的に学んでいるチェロを結び付けさらに自分の視野を広めたいという思いから、卒業後の進路を迷っていました。そして様々な進路を検討する中で出会ったのが、音響システム研究室でした。この研究室であれば、自分がこれまで当たり前のように弾いていた弦楽器がどのように撥音されているか物理的に解析できると考えたためです。また、先生方や研究室のメンバーも芸術への関心が高く、音楽も両立して行えるという事も魅力の一つでした。
実際に研究を進めていくと、楽器の物理現象の解析は非常に複雑で難しく、様々な面で苦労がありましたが、これまでの音楽だけでは得ることが出来ない貴重な知識や感覚を身につけることが出来たと思います。特に国際学会でオーストラリアに行った時のことは今でも印象に強く、研究・音楽・語学と興味を持って学んできたものが全てつながる瞬間でした。
卒業後はこれまでの経験を活かせると感じたNHKに入局し、放送技術者として業務に携わっています。将来は放送における音響研究に携わりたいと思っていますが、現在は広い知識を付けるため、中継や緊急報道など様々な業務に追われる忙しくも密度の濃い毎日です。
多様なキャリアプランに向けたスキルアップ
image-ogasawara小笠原英子さん
2009年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士後期課程)
現職:防衛大学校教官
私は筑波大学大学院の修士課程を修了したのち,理工系の多くの学生と同様に企業へ就職しました.大学へ残りたいと思う一方,大学だけの世界でいいのだろうかという不安もあったからです.就職は社会人としての世界を見ることができ,充実したものでした.ところが,思わぬ経緯で現在の職場,防衛大学校に助手として採用されることとなり,再び学術研究の日々をスタートさせることとなりました.アカデミックな世界で生き残っていくためには博士号取得は最低条件となります.筑波大学大学院では社会人に対しても門戸を広げており,仕事を続けながら学位取得できるチャンスがありましたので,進学することとなりました.研究自体は自宅と職場で進めていましたが,セミナー発表での議論や他の研究を垣間見ることができたのは学生として大きな収穫でした.幅広い学際分野の最新研究に触れられる大学の価値を再認識でき,そのまま進学していた場合とは違った新鮮さがあったのだと思います.現在は水中音響分野において,音波伝搬による海洋環境計測の研究に従事しています.このテーマは「音響」というキーワードを除けば修士までの研究とは大きく異なるものでした.それでも進めることができたのは,修士課程までで研究に対する基礎体力がついていたからだと思います.
多様なキャリアプランが可能な現在,社会人にも門戸を広げている大学でさらなるスキルアップを図るのも選択肢の一つではないでしょうか.
社会人入学への不安とメリット
image-hirabayashi平林丈嗣さん
2009年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士後期課程)
現職:独立行政法人港湾空港技術研究所
大学院への入学当時,私は水中建設機械の遠隔操作についての研究を担当しており,そのブレイクスルーはマンマシンインタフェイスにあると考えていました.遠隔操作施工は作業状況の認識が重要でありますが,海洋土木はもちろん,建設機械の分野でも状況認識に関する研究は皆無であり,オペレータへの情報提示手法を研究するため海洋土木とはまったくの異分野と言えるシステム情報工学研究科への入学を決意しました.
既に就職し,社会人として活躍されている方が大学院への入学を考えてこのページを読んでいるのであれば,その方は大学院で得られるメリットを十分把握していると思います.しかしそれ以上に,仕事と勉学の両立,金銭的負担,勤務先への影響など不安を感じているのではないでしょうか.
私も多くの不安を感じながら入学しましたが,幸いにして家族や上司の理解を得られ,親身かつ熱心な教官にも恵まれたおかげで無事修了し,勤務先での研究にも大学院で得られた様々な知見を役立てることができています.
もちろん大学院と職務との両立において迷惑をかけたこともありましたが,得られた経験や能力は自分や会社だけでなく,広い目で見れば社会に貢献できるものであるはずです.
社会人入学をお考えの皆さん,新たに行動を起こす際には勇気が必要ですが,長い社会人生活を過ごすなかでわずか数年の努力を惜しむのは逆に損であると考え,明確な目的とブレイクスルー思考を持って臨んでみてください.
Experiences in Tsukuba
image-KantichaKanticha Kittipeerachonさん
2008年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士後期課程)
現職:タイニチ工科大学教員
“Would you like to visit our lab to discuss further?” was the sentence that made my first visit to Tsukuba. At that time, I had a chance to attend an undergraduate class, and have lunch and talk with lab members and my supervisor. A warm welcome and friendly atmosphere made me feel less nervous talking with them.
I was a foreign student from Thailand and entered the doctoral program of the department of Intelligent Interaction Technologies as a privately-financed student. Being a foreign student, I of course had difficulty with the language at first. Fortunately, the tutor system run by the university helped me in the first year in such matters as academic and daily lives in and around the university. Besides the tutor system, the university arranged numerous assistance programs, such as financial supports including one from the Japanese government.
My Ph.D. work was a theoretical one, dealing with some approximate and the exact discretization techniques for the nonlinear differential equation called Riccati equation. In our lab, there were students taking on experiments, theoretical work, and both. We shared knowledge of other students? research work and had seminars reading papers and books of our interests.
From my first day I got a great help and kind support from my supervisor, all the lab members, and the university staff. Although I faced difficulties at times during the three years I spent in Tsukuba, I learned many things, both academic and non-academic. Now I work as lecturer in my home country, and I intend to apply what I have learned in Tsukuba to teach my students and build my research career.
大学院での学び
間野裕一郎さん
2010年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士前期課程)
現職:東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
大学院というところは「すでに答えがある問題」を学ぶ場所ではなく、「まだ答えがない問題」に取り組む場所なのだ、という言葉を聞いたことがあります。研究活動は、まさに、まだ答えが無い問題に取り組んだり、問題そのものを明らかにする活動であったりします。
私は大学院で、眼が疲れにくい立体ディスプレイについて研究していました。今の仕事と研究の内容はまったく関係していませんが、研究を進める上で培った工学者としての考え方は、今の仕事にも生きています。
また、在学中は自分の研究について発表する機会が多く存在しましたが、限られた時間・文字数で「まだ答えのない問題」について説明するとき、
どうすればわかりやすくなるのかという発表の工夫・文章の書き方を非常に丁寧に指導していただきました。こちらもまた、今の仕事を進めていく上で非常に役立っています。
「まだ答えがない問題」に取り組むにあたっては、これまでの勉学のようにうまくいかないこともあるかと思われます。しかし、だからこそ1つのテーマについて、2年という時間をかけて真摯に取り組むことで、その後の自分の核となる力を身につけることができます。
自分の興味を見つめる場所
山越恭子さん
2005年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士前期課程)
現職:東日本電信電話株式会社
私は大学院ではグループウェアの研究に携わりました。もともとコンピュータが人のコミュニケーションに関与することの影響について興味があり、その評価をしてみたいと考えたからです。この研究が私にとって魅力的だったのは、自分の考えを検証するためのシステムの設計・構築においては工学を活用する一方で、評価対象が人であるため、人がどう使ったか、反応したか、感じたか、などについて時間をかけて考え、検討することができるからでした。
技術的な知識・スキルやその習得スキーム等、研究を通して得たものは数多くあります。また研究テーマのゴールとして、学会や論文誌での発表という成果を出すこともできました。でも実は個人的には、学生ならではの贅沢な時間配分で、自分が選んだ研究対象について考えたり、先生にご指導頂いたり、同じ分野に興味を持つ研究室の仲間と議論したり一緒に考えたりしたことこそが、一番の財産になっているのではないかと思います。当時面白いと思ったもの、良いと感じたり、考えたりしたもの、またその考え方。今は就職し、研究とは違う仕事をしていますが、それらが新しいものごとに取り組む際の最初の指針となり、役立ってると感じています。
「0」から「1」を創り出す楽しさ・難しさ
益子宗さん
2008年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士後期課程)
現職:楽天株式会社 楽天技術研究所
学部4年時にIPAの主催する「未踏ソフトウェア創造事業」に参加する機会がありました。それまで小学校から大学まで既存の教科書を使い「1」をどう「100」にするかを詰め込む勉強に注力していた私にとって、従来にない新しいアイディアを考え、何かを創り出すという研究活動はこの時が初めてだったかと思います。当初は何から手をつければ良いのか分からず大変苦労しましたが、研究という自らの発想で新しいフィールドを開拓していく作業の難しさを感じつつも興味を覚えていきました。
大学院では特にCGキャラクタのアニメーション生成の研究に従事し、日本学術振興協会の特別研究員という奨学制度や研究室のメンバーにも恵まれ、充実した環境で研究活動に没頭することができました。まだ若い研究室であったこともあり、大学院に進学した当初はまさに「0」からのスタートの連続で、初めの一歩を踏み出すことに非常に多くのエネルギーを費やしました。しかし、これまで行ってきた受動的な勉強ではなく、能動的に専門性を追求する経験が多くできたと考えています。
現在は大学院で専攻した専門とは異なる分野の研究を行っていますが、研究という「0」から「1」を生み出す過程で培ったフレームワークは大変活かされています。皆さんにも是非「0」から「1」を創りだす楽しさを学生時代に多く感じていただけたらなと思います。
Graduate Student Life in Tsukuba
Morales Saiki Luis Yoichiさん
2008年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士後期課程)
現職:筑波大学非常勤研究員
I entered the graduate school of the University of Tsukuba in 2004. I did two years of M.A. and since April of 2006 I am coursing the Ph.D. course. During the five years I passed in the graduate course I learned many things which are not necessarily related to the academic point of view. Organization, punctuality, disposition, tolerance and unconditional support are some of the attributes that excel from the Intelligent Interaction Technologies (IIT) Department. With such characteristics, I consider that the IIT department offers a good environment to study, discuss and propose ideas and off course do research.
In my personal experience, I had the opportunity of creating and participating in study groups where we selected a topic of interest, we studied it, made presentations about it, had numerous discussions and finally made some implementations. In the end I think that interaction and discussion not only with our advisor but also with our colleagues is an important source for creating new ideas and receiving feedback. I consider the “group discussions” as some of the most valuable experiences I passed through my graduate student life. They were useful to improve research skills and get used to work in group. I think that teamwork is fundamental when people work in a common project as will most probably be the case in the near future either in a company, research institute or university.
Being in this graduate school was an important turning point for my life. In both academic and non-academic backgrounds I am willing to apply the knowledge (know how) I learned and try to keep improving as a human being and an engineer.
研究から得られるもの
小泉直生さん
2007年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士前期課程)
現職:新日鉄ソリューションズ株式会社 産業ソリューション事業部
私は大学院で無歪みデータ圧縮について研究し、現在は基盤系システムエンジニアとして働いています。
大学院での研究活動が、仕事の役に立っていないのではないか、と思われる方もいるかもしれません。正直なところ、当時、将来の職業を見据えて研究テーマを選んだわけではありませんし、実際に今の仕事でデータ圧縮の知識が生かされるわけでもありません。
しかし私は、大学院時代の経験が現在の自分にとって大変貴重なものだと感じています。
研究テーマに対する成果だけが、大学院での成果なのではなく研究活動を通じて磨くことができた工学者としての能力が、重要な成果であったと思います。日々働く中で、工学的知恵・思考力の大切さを痛感するからです。
大学院への進学にあたり、不安や迷いを感じることもあると思いますが、恐れずに目の前のテーマと向き合ってみてください。そこで得られたものは、技術者である限り、研究テーマや仕事の分野にかかわらず必ず役に立つはずです。
“研究”の意義、“研究”への姿勢
竹村雅幸さん
2006年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士後期課程)
現職:株式会社日立製作所日立研究所 情報制御第二研究部ITSユニット
 大学院へ進学したのは、画像処理の研究を続け専門性を深めたいという思いがありました。大学院への進学は就職にも有利と考え大学院への進学を決めましたが、修士から博士への進学は研究職以外への就職は難しくなると考え悩みました。しかし、更なる専門性を追求し研究職につきたいという思いから、博士課程への進学を決めました。
研究室での生活は大変忙しくもありましたが、講義や演習では学べない多くのものを学びました。研究のための学問的な知識は当然のことながら、研究の意義や方針、方向性をどのように考えるか、関連研究の調査、関連研究の上を行くような軌道修正、そして研究の長所をアピールする方法、課題を解決する方法を常に探しつづける姿勢、など、研究を続ける上で非常に大切なものを学ぶことができたと考えています。
もちろん、現在もなお勉強中の身でありますが、大学院で学んだことが就職後も大変活かされています。現在は、大学院での知識をそのまま活かし、車載カメラの画像処理を研究しています。
充実した「筑波時間」で研究の方法論を学ぶ
諸上茂光さん
2005年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(5年一貫博士課程)
現職:愛知淑徳大学 ビジネス学部 専任講師
 大学院の間は脳の情報処理メカニズムについて研究しました。脳科学を巡る最先端の研究に常に触れながら、自分の研究テーマを深めていく日々は大変充実したものだったと思います。
理論を検証するために指導教官とディスカッションを行ないながら、一から実験環境を整え、試行錯誤を繰り返しながら実験を重ねていったり、また、逆に得られた結果から理論の再検討を行なったりしました。こうした経験の中で、常に理論と実験の両面を意識しながら研究を進めていく研究の方法論をここで学ぶことができました。また、研究を進める過程で国内外の多くの学会に参加する事ができ、研究成果を発表すると同時に世界中の研究を自分の目と耳で直接見聞くことができたことは、大変刺激になったと思います。
さらに、これらの基礎研究に基づいて、自分が興味を持つ分野へ学際的な応用の可能性を探っていった経験も現在の私の研究に結びついております。
しかしながら、今振り返るとなによりも自由な「筑波時間」の中で、毎日研究室のメンバーと昼食等を共にしながら様々な議論を行なった経験こそが何物にも変えがたいものだったのではないかと感じます。
大学の研究と企業のモノづくり
佐々木良太さん
2005年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士前期課程)
現職:株式会社デンソー 電子技術2部
 私は、自動車という工業製品に強い興味を持っており、大学院への進学は、この分野で社会に役立てられるような技術を学ぶためでした。
大学院では、電動カートの自動運転に関する研究を行っておりましたが、研究成果を実機で評価するためには、研究テーマの主軸となる技術分野だけではなく、様々な工学分野の知識とそれらに精通する方々の協力を必要としました。この研究を通じて、技術をモノとして実現することの難しさと楽しさを知り、同時にそれが自分のモチベーションなのだと気付きました。
現在は、自動車のエンジン制御ソフトウェアを設計する業務に携わっています。自動車に対する様々な要求を、チームで、様々な技術を駆使して、過去に学び、将来を見据えながら製品として形にすることに大きなやりがいを感じています。
私は、大学院で自分のモチベーションの源泉を見つけることができ、それを実現し役立てることができる場を進路とすることができました。そして、大学院ではそれを発見するための機会が数多く存在します。是非とも自らの研究テーマを通じて、様々な可能性に目を向けてみて下さい。
興味を現実にする環境と世界レベルの研究発表
前田実香さん
2005年3月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(博士前期課程)
現職:NTTアドバンステクノロジ株式会社 Webアプリケーション開発
 大学院時代は、コンピュータによる「なぞかけ」の自動生成について研究しました。
入学前は、大学で4年間学んだだけの自分に研究ができるのだろうかと不安な時期もありました。もちろん研究は簡単なことではありませんが、自分の興味と行動力があれば実現可能な環境が整っていたと思います。
また、大学院では研究発表の機会が多くありました。中でも学会では、研究歴の浅い学生であっても、世界で活躍されている方々と同じ場に立ち、一人の研究者として自分の考えを述べることができます。私にとって、これは非常に貴重な経験でした。
皆さんも、おそらく発表に至るまでには、先生や先輩方に様々な面で助けていただくことになるでしょう。しかし自分の研究として発表するには、テーマについて一人称で考えることが大切だと思います。
修了後は私のように、テーマとはあまり関連のない仕事に就く人もいます。しかし研究を通して学んだ問題の捉え方、考えのまとめ方、人への伝え方はどんな仕事でも生かせることだと思います。
まずは情熱ありき! !
河本浩明さん
2004年11月修了システム情報工学研究科知能機能システム専攻(5年一貫博士課程)
現職:筑波大学 大学院システム情報工学研究科助教
 学類時代は体育会でひたすら運動に打ち込んでいました。学類の卒研では物性に関する研究に励んでいましたが、人間の運動を対象とした研究にどんどん興味を持ち始め、大学院進学では思い切って、生体ロボットに関する研究室に進みました。
そこでの研究テーマは、人の運動機能を補助・強化するロボットスーツの研究、人支援技術として、人の運動特性を解き明かしながらロボットへ適用する研究はまさに私にぴったりのテーマでした。研究は何かと苦労が絶えませんでしたが、幸運なことに、研究当初から世の中の必要性を常に実感することがきたため、やり甲斐を持って取り組むことができました。
博士取得後、現在、本専攻の助教として働いており、学生時代の研究をさらに発展させ、人支援技術に関する研究開発を強力に推進しています。研究に思う存分打ち込めるのが大学院です。大切なのは、“情熱”。自分の研究にとことん向き合い、多いに情熱を注いでください。きっと、やり甲斐のある魅力的な研究になり、夢中で取り組むようになるでしょう。充実した大学院生活が送れるよう期待しています。
「知識の貯金」ができる最高の機会
江原史朗さん
2002年3月修了工学研究科知能機能工学専攻(5年一貫博士課程)
現職:宇部工業高等専門学校制御情報工学科
 私は他大学(九州大学理学部数学科)から筑波大学の大学院へ進学しました。学部生の時に楽器に関する研究に興味を持ち、大学院へ進学することを希望しました。
しかしながら当時は楽器に関する研究を行っている研究室は少なく(現在も少ないですが…)、国立大学では筑波大くらいしかありませんでした。
他大学の、しかも理学部からの進学ということで、新しい科目の勉強など大変なこともありましたが、研究室の友人の助けなどもあり、最終的には博士号を取得することができました。
現在は宇部工業高等専門学校で助教授として働いています。高専は授業等の教育活動が業務の中心ではありますが、最終学年の5年生では研究室での卒業研究を行い、大学に優るとも劣らない研究を行っています。私も研究室の学生といっしょに、大学院時代の研究の続きや、音響に関する新たな研究を行っています。
大学院は人生の中で「知識の貯金」ができる最後の大きな機会です。就職してしまうと他の業務におわれ、自分の学習のために使える時間は大きく減ってしまいます。大学院での時間を自分の人生のために有効に活用して下さい。